わたなべぽんの『やめてみた』は生きていくヒントがつまった本だった

わたなべぽん やめてみたその他

わたなべぽん先生は漫画家である。

そんな先生がご自身が生活する中でやめたことを書いた書籍『やめてみた 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方』という本を読んでみたので感想をまとめていきます。

一時期もてはやされた「ミニマリスト」に似たようなところもありますが、ミニマリストほど極端ではなく、自分にとって必要なこと・ものをしっかり考えるということが本書籍のポイントだと感じました。

炊飯器が壊れたことで炊飯器でお米を炊くことをやめて、そのほかにもいろいろやめてみることが始まる。

きっかけは人それぞれですが、何か1つやめてみようと思うことが見つかったら生活が変わるきっかけになるかもしれません。

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『やめてみた』の概要

「なんとなく使ってきたけれど、本当に今の自分に必要なんだろうか」。そんな思いで炊飯器、ゴミ箱、そうじ機といった生活必需品から、つい謝ってしまう癖、もやもやする友達付き合いなどを「やめてみた」日々。その果てに訪れた変化とは? 少しずつ生きるのが楽になっていくさまを描いた実験的エッセイ漫画。

エッセイ漫画とある通りで漫画です。

漫画形式なので内容が理解しやすくすらすらと読むことができます。

1冊読み終わるのには30分もかからなかったです。

文庫版で販売されていますが、文庫版だと少し文字が小さくて読みづらかったって声もありました。ipadで読むには全然問題なかったです

書籍で紹介されていた「やめたこと」

書籍の中で紹介されていたやめたことをまとめると(→で対策を記載)

1.炊飯器
 →土鍋でごはんを炊く

2.TVをダラダラ見る
 →みたい番組の時間だけテレビをつける

3.掃除機
 →クイックルワイパーのみ使う

4.ゴミ箱を各部屋、場所に配置
 →大きなゴミ箱に集中

5.メイク
 →ファンデーションを減らす・やめる

6.服
 →自分に似合わないと思い込むことをやめる
 →個性的な服ではなく定番服を使う

7.コンビニ
 →忘れ物をしてペンやティッシュなど買わなくていいように前日に準備する

8.スマートフォン
 →○○しながらスマホをしない

9.人間関係
 →無理な人付き合いをやめる

10.意味なく謝ること
 →「すみません」ではなく「ありがとう」に

11.充実させなきゃと思うこと
 →SNSで見る他の人の充実していることに惑わされず、自分にとっての充実を大切にする

大きく分けると上記の11個が紹介されていました。(上記以外にも細かなことは紹介されています。)

どれを見てもたしかになーと思うことばかりです。

自分が現状で実践できてること考えてみる

書籍で紹介されていた中で、自分が実践できているものをあげてみました。

2.TVをダラダラ見る
3.掃除機
4.ゴミ箱を各部屋、場所に配置
10.意味なく謝ること

上記の中で掃除機とゴミ箱についてはかなり効果を感じているので、効果をまとめていきます。

具体的にどのように変わったかというと

以前

■ 各部屋、机などよくいる場所にゴミ箱を配置

・ゴミ出しの時にまとめるのが面倒
・どこかのゴミ箱の中身を出すのを忘れる
・リビングや勉強机にゴミ箱が見える(気になる)

現在

■キッチンに大きなゴミ箱を1つだけ配置

・ゴミ出しが楽
・リビングや勉強机からゴミが見えないので気持ちがいい
・ゴミを放置しなくなった

一番大きな変化はそのへんにゴミを置かなくなったことです。
キッチンにしかゴミ箱を置かないと、キッチンまで移動しないとゴミを捨てることができません。

ですので、ゴミが出たらキッチンに移動することが習慣になるようになります。
結果、そのへんにゴミを置いたりすることがなくなりました。

ゴミ箱を減らすだけで、ゴミに対する意識が変わりそうだね!

また、掃除機に関してもスティック式をやめてロボット掃除機+クイックルワイパーにしました。

結果起きたことは、床にものを置かなくなったことです。

掃除機がしっかり移動できるようにするためには床を片付ける必要があります。

自分で掃除をするのが面倒なのでロボット掃除機にできるだけ動いてほしいと思うので、結果的に床が片付きずっときれいな状態を維持するようになります。

ゴミ箱を減らしてゴミが片付き、ロボット掃除機にすることで床が片付き、掃除する時間は減り、部屋はきれいになりと効果は絶大でした。

ロボット掃除機の導入については【出かけている間に部屋がキレイに】一人暮らしのベストな自動掃除機『Eufy RoboVac 11S』をレビュー。でまとめています。

一人暮らしでロボット掃除機!Eufy RoboVac 11Sをレビュー。
自動掃除機『Eufy RoboVac 11S』を購入しましたので、レビューです。 結論、おすすめです。自動掃除機に興味のある方、家事の時短や効率化に興味のある方の参考になればと思います。

現代は充実させなきゃいけないと思わせるものが多い

できていることもある一方でできていないことも多いなと思いました。

その中で一番気になったのは「充実させなきゃと思うこと」です。

現代はスマホで自分以外の人の情報がたくさん入ってきます。
特にSNSはすごいです。

土日は旅行に行きました!

話題のケーキを食べに行ってきたよ~

あこがれの新車を購入!

などアピールがすごいです。もはや写真映えや見栄のために頑張っている人すら存在するんじゃないかと思うほどです。

SNSでは結果に至るまでの努力は見えなく、最終的な成果だけが見えているような気がします。

例えば海外旅行に行ったキラキラな投稿も、海外に行くまでにお金をためているときは見えません。

そして、成果の部分(海外で遊んだり、きれいな景色みている写真)だけが見えます。

結果として自分を含む周りにはとてもうらやましく見えるものになります。

そりゃ、ハイライトだけみてればとなりの芝は青いですよね。

InstagramやFacebookの投稿は隣の芝の青いところだけを集めたような感じでありますので、見る時に注意が必要だと感じています。
それだけ見ていると自分だけが充実していないような感覚にとらわれてしまいますので。

本書の中でもありましたが、日常のささやかな幸せを大切にする必要があるのかなと。

・公園に行って気持ちよく外を味わう
・自宅でちょっとおいしいものを食べる
・ゆっくり本を読む時間を作る

など、自分にとっての幸せが何なのか考えることが大事だなーって思いました。

偉そうに書いてはいるものの、自分でも完全にできているわけではないので、とりあえずFacebookやTwitterなどをいつでも確認できる環境をなくすためにスマホからは消しました。(ipadには入れてあります。)

癖で確認するようなことをなくすことで、一歩進めればなと思う所存です。

まとめとして やめることは選ぶこと

本書のエピローグにあった文章からの引用です

自分に必要なものだけ選んでみるのもいいかもしれない

やめたみた。 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方 やめてみた。 エピローグより

捨てるとかやめるって言うと少し抵抗があるかもしれないけれど、好きなものを選ぶって言えば前向きな感じもして行動しやすい気がしました。

クローゼットを片付けようと思って服を捨てるって思うよりも、自分が好きな服を選んで登場機会を増やすようにするって思ったほうが気持ちがいいし、他のものでも同じだと思います。

全部おいておくことは何も選んでいないことと同じで、世界の人すべてを幸せにすると言っているのと同じくらい漠然としています。

具体性を持ったほうが行動しやすいということを忘れずに、今まで普通に思っていたことやなあなあにしていたことを見つめ直そうと思った次第でした。

この本が好きだった方にはこちらもおすすめです。
ビジネスよりではありますがとてもわかりやすく本質をついた本です。

ちなみにですが2020年6月16日現在、 『やめてみた 本当に必要なものが見えてくる、暮らし方・考え方』 はKindleUnlimitedで読むことが可能です。

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