学生から社会人になると多くの人は収入が増えると思います。
バイトで稼いでいた数万円から、新入社員の給与だと大体手取りで20万円いかないくらいの収入に増えると思います。
だいたい少しいい家に住んでみたり、少しいい服を買ってみたり、食べるものが少し良くなったりと「生活水準」が、所得にあわせて徐々に徐々に上がっていきます。
この「生活水準」ですが、これを安易に上げていくのは実は危険な行動だと思います。
働き始めのころは残業が多かったりで、基本給に加えて残業代も結構もらう人も多いと思います。
給与って手取りの金額しか注目しないと思いますが、残業代も含めた手取り金額に合わせて生活水準を高めていくって、とても危険なことだと。
新生活を始める方や、給与が上がって水準を上げようとしている方の参考になればと思い、「生活水準」を安易に上げると危険な理由をまとめてみました。
生活水準を一度上げると下げるのは大変
一度いい生活を味わうと、その生活よりも水準を下げるのは難しいものです。
例えば、一度独立洗面台のついた家に住んでいたら、ない家に住むのは大変でしょう。
しかしながらいろいろな機能が付いた家の家賃は高いものです。
残業代を踏まえた手取り金額で家賃を考えてしまうと、常に残業代を手に入れないと生活ができなくなってしまいます。
常に残業をする生活をしなくちゃいけなくなるのです。
無意識に残業することが普通になっていき、自分の自由時間を削ってお金を稼がなければならなくなってしまうのです。
これって幸せですかね?
ずっと自分の時間を削り続けて仕事をして生活費を稼ぐ。
働き方改革で残業がどの会社でもしづらくなっている動きもあると思います。
今後残業はさらにできなくなる気もします。
残業代を含めた手取り金額で考えていると、いきなり残業代がなくなると生活が大変になっちゃうかもしれないので、給与明細をしっかりとみて、自身の水準を改めて考える必要があると思います。
家賃は給与の3分の1?
家賃を決める際に、給与との割合を考えると給与の3分の1くらいと言われることが多々あります。
不動産屋とかネットでもよく言われています。
果たしてこれって本当なんでしょうか?
僕は嘘だと思っています。
給与の3分の1を固定費として持っていかれると自由に使えるお金はかなり少なくなります。
手取りでなく、額面の3分の1で考えたらもっと大変だと。
たぶん、月々の収支が赤字に近くなって、ボーナスで赤字を補てんするとかになりそうな気がします。
新卒として働き始める時に、できる限り安い家賃で自分の欲する最低限を満たす賃貸を選び、お金を貯めて投資にまわすとか趣味に投資するほうが健全かと思います。
他人に払わなければいけない家賃で精神的に苦しくなることは避けましょう。
また、一人暮らしの時に上がる給与にあわせて家のランクを上げていくのも、もしかしたらきけんなのかなと思っています。
もし、将来的に誰かと住むとなったときに、同じ広さや立地、設備を求めるとなかなか家賃が大変なことになるかなと。
一人暮らしはある意味好き勝手にお金を使える時ですが、そんな時だからこそ、しっかりとお金の使い方を学びたいものではありますね。(僕も学びたい。)
転職が難しくなる(働き方選択の自由度がへる)
同じ水準かそれ以上の水準の給与をもらえる会社じゃないと転職が難しくなってしまいます。
本当は残業なしのゆったりの企業が理想かもしれませんがお金が必要なので、激務なところや残業が多い会社を選ばなければいけなくなる可能性があります。
自分が生活水準をあげることで、自分の働き方の選択肢を減らしてします。
それって本当に幸せなことですかね?
僕的には「自分で働き方を選べること」が幸せだと思っております。
まとめ
一度上げた生活水準を下げるのは非常に難しいです。
人は「失うことや減ること」の方がより強く感じる生き物です。
自分で自分の首を絞めないように、生活費用を稼ぐためだけに時間や自由を失わないように、ご自身の「生活水準」についてしっかり考えてみてください。
と自分を戒めるために言っておきます。
おわり
■節約については考え方について「節約はイライラするし嫌い。節約するならストレスレスでしよう。」でまとめていますので、よかったら見て行ってください。
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