ハリオが2021年3月に新しく販売をはじめたのが「V60 1回抽出ドリッパーMUGEN VDMU-02」です。
これまでドリッパーはハリオのVDC-02Wというセラミックのタイプを使っていましたが、
・蒸らしがいらない
・1度にお湯を注げる
という特徴が気になって購入してみました。
ということで、本記事では「V60 1回抽出ドリッパーMUGEN VDMU-02」の特徴をまとめつつ、実際に使ってみての感想をまとめていきます。
V60 1回抽出ドリッパーMUGEN VDMU-02の特徴
まずは、MUGEN VDMU-02の特徴からまとめていきます。
蒸らしがいらない
通常ハンドドリップでコーヒーを入れる際には、最初にお湯を少量入れて蒸らす工程がありますが、この蒸らしが必要がなくなるとのこと。
1度にお湯を注げる
ハンドドリップでコーヒーを淹れる際には何回かに分けてお湯を注いで行きますが、MUGEN VDMU-02は1度にお湯を注いでOK。
ドリッパーの内面は平坦で、星状の細い溝が刻まれていて、お湯を注ぐとペーパーがドリッパーに貼り付き、溝をつたってゆっくりとコーヒーが抽出されるため、蒸らしの工程が必要ないという説明でした。
タイプは2種類
発売されたタイプは「樹脂製タイプ」と「セラミック製タイプ」の2種類。セラミック製は有田焼きです。
樹脂製(プラスチック)、セラミック製のそれぞれの特徴は以下です。
樹脂製 | セラミック製 | |
メリット | ・軽い ・安い ・落としても割れない | ・見た目がおしゃれ ・保温性あり ・耐久性あり |
デメリット | ・劣化が早い ・見た目がチープ | ・重い ・落としたら割れる |
どちらを選ぶかは正直好みです。MUGEN VDMU-02の場合は樹脂製が880円、セラミック製が2,200となっていました。
MUGEN VDMU-02を実際に使ってみた
まずは外観からチェックしていきます。箱には忍者のような柄がついてました。
開封すると説明書とドリッパーが入っています。
ドリッパーには有田焼きだとわかるシールがはられていて、ホルダーもくっついています。
手で持っているホルダーは取り外しが可能になっています。
サイズは1~2杯ようになっていて、重さはホルダー込で212g、ホルダーを外すと189gと、文庫本よりも少し重いくらいでした。
ドリッパーの内側を見てみると手裏剣のような柄(星柄)がついています。
通常のV60ドリッパーでは凸型のリブがありましたが、MUGENには凸はなく溝が掘られているようになっていました。
ペーパーを装着してお湯を注いでみました。
MUGENの方がドリッパーにペーパーが密着しています。ペーパーが密着し、溝の部分からゆっくりと抽出されるようになっているそうです。
ここからは説明書に従ってコーヒーを実際に抽出していきます。
コーヒーの量は20g、お湯は240gが規定の量でしたので従います。
ちなみにドリップにはアイリスオーヤマの温度調整ができるドリップケトルを使っています。
V60MUGENはお湯を分けて入れる必要がない1回抽出のドリッパーですので、1度に240gゆっくりとお湯を注いでいきます。
通常のV60ドリッパーに比べてゆっくりとコーヒー抽出されます。実際計測してみたところ
・通常:1分20秒
・MUGEN:2分5秒
と40秒程度ゆっくりと落ちる結果となりました。
円錐形にコーヒーの粉がくぼみました。
そして入ったコーヒーがこちら。見た目は美味しそうな感じです。
V60MUGENで入れたコーヒーの感想
実際に飲んでみた感想が
・すっきりしてる
・薄いということはない
・香りや酸味もしっかりある
と個人的には好きな味でした。特に雑味がでていると感じることもなかったです。
そしてもう1点。1回抽出はめちゃくちゃ楽!
お湯を分けて入れる必要がなく、この仕上がり。めちゃくちゃいいです。朝忙しいときとかでもコーヒーの抽出に張り付く必要がなく、美味しいコーヒーを飲むことが可能です。
分けて注ぐときの優雅な感じは一切ありませんが、簡単に美味しくコーヒーが飲めるのは素敵です。
お湯の量を都度調整したり、時間を計測する必要もないので本当に楽でした。
【まとめ】V60 1回抽出ドリッパーMUGEN VDMU-02は簡単で美味しくコーヒーが飲める
1回にお湯を一気に入れてOKだけども、しっかりと香りや酸味などを楽しめるコーヒーを抽出することができたので、個人的には大満足でした。
これから朝にドリップするときには楽なのでMUGENを使う機会は多そうです。
気になる方は試してみてください!
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